小平ポニーズ恒例の清里高原で行われる夏合宿が
8月11日 ~ 15日 の4泊5日で行われました。
2年生にとっては昨年の経験から辛く、厳しい日々が始まるので楽しみよりも
不安感が勝っていたのではないでしょうか?
1年生にとっては初めての夏合宿、2年生からいろいろと噂を聞かされて恐ろしいイメージも多かったのではないでしょうか?
新チームとして初めての外泊による練習の日々。
宿舎での態度、整理整頓など普段自宅で過ごしている感じとは、180度違う団体生活
全ての行動をタイムスケジュール通りに動きます。
合宿中の行動は班行動となります。
1人の遅れは班全体の遅れとなるので下級生は必死に上級生についていきます。
そして班員のミスは班長の責任となり立場が上となることは責任も増えるということを実感します。
上級生は下級生の指導を行い、下級生は上級生に迷惑をかけないようにしっかり学びます。
スポーツならではの縦社会、上級生になるということは責任も出るということ、
いい意味での縦社会と連帯責任を学んでいく場にもなります。
野球チームの合宿なので、野球の技術的な指導はもちろんしていくのですが、
技術指導と同じくらい団体生活の規律を守ること、先輩後輩などの上下関係の大切さ、
挨拶、返事など人間社会におけるマナーなどを厳しく指導されます。
そして、選手達が一番きついこととして、飯トレーニングがあります。
宿舎の食事はバイキング形式のため決まった食事を摂るわけではないのですが、
おかずの量と品目のチェック、そしてご飯のノルマが課せられます。
小平ポニーズでは杯数チェックとタイムチェックを行い選手一人ひとりを厳しく監視するため
必ずノルマを達成しないと次のスケジュールに移行できません。
当然食事も班行動となるため、他の班員が終了していても、残っている班員がいる場合は一緒に残っていないといけません。
卒団した選手に聞いても一番きつかったのはご飯だったという選手がたくさんいます。
こうした団体生活の中でしっかりと規律を守りながら過ごしていくことは
想像以上にストレスがかかります。
わずか5日間といっても、選手にとってはとても長い期間と感じるでしょう。
しかし、こういう機会があるからこそ、日頃の生活のありがたみが分かるのではないでしょうか?
最後宿舎の方にお礼を言う際に、宿舎の方より、
別で宿泊していたお客さんから選手が食事の時に、『どうぞ!』とご飯を渡してくれてとても感心しましたと
おっしゃって頂きました。
選手達が野球以外のことで褒められたことに、とてもいい気分になりました。
今回の合宿では野球のレベルアップはもちろん、人間形成としても良い経験となったと思います。
この合宿での経験を活かして8月末から始まる秋季大会でも良い成績が残せるよう頑張ってほしいですね!