Road To 全日本選手権 最終章

6月18日 (日)

3部構成でのRoad To 全日本選手権もついに最終章を迎えました。

 

全日本選手権への出場をかけたブロックトーナメントもついに決勝へ駒を進め、

この日のお相手は東東京パイレーツさん。

 

毎年関東ポニーリーグでも実績を残している強豪です。

 

まさに死闘となった試合となりました。

 

運命の決定戦での先発マウンドを託されたのは2年生エースの青木

初回を3者凡退に抑えて上々のスタートを切ります。

 

その裏の攻撃、どうしても先制点が欲しい中突破口を開いたのは

やはり切込み隊長の1番浅野!

先頭での初球を完璧に捉えた当たりはセンターオーバーの2ベースヒット!

チームに勢いを与えて、続く2番藤田もライトオーバーのエンタイトル2ベースヒット!

1,2番の連続長打で1点を先制します。

 

しかし、先制点を入れることに成功しますが、ここから相手の猛反撃に合ってしまいます。

3回に四球で出したランナーを3塁に進められ内野安打で同点に追いつかれ、

4回には連打とバッテリーエラーでノーアウト2,3塁のピンチでセンターへの犠牲フライ、外野フライを交錯し、

2点を失い1対3と2点のビハインド。

 

投手を3年生の眞野へ交代し反撃を待ちます。

2点ビハインドであれば、まだまだチャンスがありますが、

6回に2アウト1,2塁からセンターオーバーの3ベースヒットを浴びさらに2失点

絶望的な4点差、残り2イニングで1対5となり敗戦濃厚となりました。

 

この6回の2失点で9割以上、ほぼ諦めムードが高まったのではないでしょうか?

1塁側の相手ベンチはお祭りムード!

3塁側の小平ベンチはお通夜ムード↓↓

 

6回の攻撃が始まる際に選手達に諦めるか?と問うと

諦めません!!と力強く返答。

攻撃での注意点の指示を聞き、ベンチ一体となって応援

残り2イニングに全てをかけます。

 

6回裏の攻撃、先頭は2番藤田

この回に点が取れなければ負けが確定してしまうであろう

本当に大事な回の先頭バッターです。

高めのストレートを鋭く打ち返し、打球はレフト線へ!

当たりが強く、当日のグランドもやや狭いためシングルヒットになるはずでした。

藤田が1塁を回る前にレフトがボールを捕球しようとしていたので、1塁コーチャーも

ストップの合図、しかし藤田は躊躇なく2塁へ。

相手守備も焦りが出てしまい中継が若干遅くなりましたが2塁はセーフ!

先頭の藤田が2ベースヒットで出塁します。

 

本来ならば、余裕でストップをしてシングルヒットのはず、

チーム1の俊足藤田でなければ、まずアウトでしたが、リスクを冒して

大きなリターンを得ました!

 

そして1アウト後、4番塚田。

ここで1本でないといけないところ、打った打球はファーストのやや後方。

打った瞬間ため息が出ましたが、この日は若干風もありグラブに触れることはできず、ライト線上にポトリと落ちる

超ラッキーなヒット!

その後打球は1塁側のフォールゾーンへ転がり塚田は2塁へ!

1アウト2,3塁のチャンスを作りました。

 

そして5番眞野。打球はレフトへ向かい3塁ランナー藤田がタッチアップのスタート!

相手も焦りがあったのでしょう。レフトからの返球はキャッチャーの上を行き1点を返しました!

 

2アウトながら3塁で6番大川。

新チーム発足当初はクリーンアップ、そして主将を任せれました。

しかし、年明け以降なかなか結果が出ず、打順は下位へ下がっていき

スタメン落ちの日々も味わいました。

ここで打たなければ自身の代が終わってしまうというプレッシャーの中放った打球は

右中間を真っ二つに破るタイムリー2ベースヒット!

怒涛の追い上げで2点を返し

 

2アウト2塁で7番田中。

田中も本日久々のスタメン。新チーム当初は不動のレギュラーでしたが、

他の選手の成長と自身の不調も重なりスタメン落ちの日々

それでも与えられたチャンスを活かし、この大事な場面でも食らいつきながら打った打球は

センターとライトの間へ落ちるタイムリーヒット!

6回に3点を返し1点差へ詰めます!

 

7回を0点に抑え迎えた最終回

 

9番桜井。いつもはスタメンでしたが本日は途中出場。

1点差で迎えた最終回の大事な先頭打者。前の打席ではチャンスで凡退してしまいましたが、

この緊張する場面でしっかりと自分のスイングをして鋭い当たりのレフト前ヒット!

先頭打者の出塁に成功します。

 

そして1番浅野!

自分も生きるセーフティバント!きっちりサード側へ転がせば良いところ

本当に三塁線ギリギリのナイスバント!

サードのファンブルも誘いバントヒットとなり、ノーアウト1,2塁

 

ここで2番藤田、どうしても送りたい場面で出たサインはやはり送りバント。

相手チームのファーストとサードが物凄いプレッシャーのバントシフト!

打球はサード正面へ行き万事休すか!と思われましたが、

相手チームにも焦りが生じ、どこにも投げれずオールセーフとなり

ノーアウト満塁のチャンス!

 

そして3番吉岡の場面。

初球に相手投手が痛恨のワイルドピッチ!

3塁ランナーの桜井がホームに突っ込み、判定はセーフとなり同点に追いつきました!

 

こうなってしまうと押せ押せムードになり、

相手は外野も前進するシフトを引きます。

その前進守備を吉岡がセンターへの打球を放ちサヨナラ勝利!

 

6対5で、4点差を跳ね返す逆転サヨナラ勝ちを決めました。

 

本当に何度もダメだと諦めたことか、見ていた父母も意気消沈する場面もたくさんあったと思います。

しかし、選手達は最後まで諦めず、プレッシャーのかかる場面で自分のスイングができました。

 

1歩間違えたら涙を流していたのはこちら側だったはず、

東東京パイレーツさんも必死になって向かって来ていただいたおかげで

手に汗握る展開、ベストゲームになったと思います。

 

これで今年の7月に開催される全日本選手権への出場を決めることができました。

小平ポニーズ史上、1番過酷な予選大会となり、負けたら引退というプレッシャーの中

選手達は我慢し結果を残してくれたと思います。

 

そして本番の全日本選手権まであと1ヶ月。

ポニー人生を悔いなく過ごしきるために、頑張ってほしいと思います。

 

全日本選手権大会出場おめでとう!

頑張れ小平ポニーズ!